近年では大阪の賃貸物件の初期費用も下がってきています
賃貸契約を行う際に支払う初期費用の中でも大きなウエイトを占めるのが、敷金と礼金です。この敷金と礼金というのは地域によって金額の相場が異なり、大阪で賃貸契約をする場合の初期費用は関東と比べて高い傾向にあると言われてきました。しかし、最近ではその差が徐々に無くなってきています。
そもそも大阪をはじめとする関西では、独特の商習慣があり、敷金と礼金の代わりに保証金を払う制度が主流でした。この保証金は家賃の6から8カ月分が一般的とされ、退去時に敷引きと呼ばれるあらかじめ決められた一定額と修繕費用が差し引かれ、残金が借主に返還されるというものです。この敷引きは一般的に保証金の20から50パーセントと契約毎に定められており、礼金の意味合いも含まれています。関東では契約更新料が必要な場合が多いですが、大阪では更新料が不要なケースが多く、初期費用が高額な代わりに長期的に住むことによってメリットがあるのも特徴です。
現在大阪ではこの保証金制度は減少の傾向にあります。2001年に消費契約法が施行され、敷引きの内訳が曖昧なことが議論されるようになったことも原因の1つです。それに代わって、消費者にとってより分かりやすく関東で一般的に普及している敷金、礼金制度が大阪でも浸透し近年では主流となっています。過去の保証金制度の風習の流れもあり、大阪の敷金、礼金は高いというのが通説でしたが、全国チェーン展開の不動産仲介会社が増えたことなどから、年々費用が下がり関東との差も縮まってきています。
最近大阪では敷金や礼金0円という物件が特集されるなど、初期費用が少ないことをアピールして集客につなげている例が多くあります。敷金、礼金がかからないことでより物件を借りやすくなるメリットもありますが、退去時にかかる費用についてトラブルになることも有ります。そうした物件を契約する場合には退去時に慌てることのないよう修繕費やクリーニング費などの負担などの項目を良く確認をした上で契約を行うようにしましょう。